“大人ニキビ”とは、思春期の10代にできるニキビとは違った、大人にできるニキビのこと。
少し前は、『20歳を過ぎたら、“ニキビ”じゃなくて“吹き出物”だ』なんて言い合っていたこともありましたが、今は“大人ニキビ”と呼ぶそうです。
こうなったのも、それだけ大人でニキビに悩んでいる人が多いからとも言えます。
この大人ニキビ、そもそもが10代の頃にできるニキビとは、できる原因がちょっと違っているようです。
■ニキビができる原因は、角質が厚くなってしまうこと
ニキビができる最初のステップになるのが、毛穴の出口となる角質の部分が、厚くなってしまうこと。
角質が厚くなることで、毛穴をふさいでしまい、皮脂が詰まってしまうことが原因です。
そこに詰まった皮脂を栄養源にして、アクネ菌が繁殖しすぎて、炎症が起こる…これが“ニキビ”になります。
この「角質肥厚」が起こる原因は、はっきりわかっていないそうでが、皮脂分泌や角質肥厚に関係する「ホルモン」やアクネ菌の活動に影響を与える「免疫」などの、体内バランスの乱れにあるのではないかと言われています。
睡眠不足や運動不足、さらにストレスが増えたり、食生活が乱れたりといった、
さまざまな生活習慣が体内バランスを乱す原因になり、それによって肌のバランスも乱れ、大人ニキビができてしまうんですね。
そう考えると、大人ニキビをつくらないためには、全てにおいての“バランスの良い生活”が大切になってきます。
■“大人ニキビ”の原因は、ホルモンバランスの乱れ
10代のニキビは、皮脂の分泌が多い「オイリー肌」のタイプの人に出ることが多いようですが、大人ニキビは、オイリー肌でなく乾燥肌の人だったり、あごやフェイスラインに出ることも多く、跡も治りにくいと言われています。
大人ニキビは、上に書いたような「睡眠不足」「食生活の乱れ」「ストレス」などが複雑に絡みあっているため、これだ! という決定的な答えがありません。
ちょっとした日常の積み重ねによって、ホルモンバランスが乱れ、大人ニキビができてしまうのです。
■“大人ニキビ”をつくらない、睡眠と食生活のルール
“大人ニキビ”の原因が、毎日の生活習慣に大きく関係しているとわかったら、まずはできる要因となりそうな生活習慣に気をつけること。
それがはじめの一歩です!
★睡眠は毎日最低6時間はとり、寝だめはしない
やっぱり基本は、睡眠。睡眠不足になると、肌の免疫能力が下がり、ニキビができやすくなるだけでなく、なんと! ニキビが大きく腫れやすくなるのだとか。
きちんと毎日規則的に睡眠をとることが大切で、例えば週末に寝だめしたりすると、それによってまたバランスが乱れてしまいます。
★食生活は、和食中心で粗食を心がける
昔からニキビは欧米人に多く、日本人には少なかったそう。
最近これほどまでにニキビに悩む人が増えたのは、食生活が欧米化していることも原因のひとつといえます。
白米を玄米に変えてみたり、食物繊維やミネラルが豊富な海草類などをメニューに取り入れたり、ビタミンAやCが豊富な緑黄色野菜を多く食べる…など、
普段の食事にも気をつけるようにしましょう。
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