最近ではハウス栽培や輸入野菜も増え、1年を通していろいろな種類の野菜を食べられるようになりました。
しかし、旬の野菜を食べることは、体にも自然にも優しい様々な効果があります。
旬の野菜は、カラダにも環境にも優しい
旬=一番多く収穫できる時期であり、またその食材が一番美味しく食べられる時期でもあります。
収穫が多いと出回る量も増えるため、価格も安く手に入れられます。
また、旬のものは栄養価も高く、自然のリズムに合わせて作られているため、農薬や人口肥料などを使う量や回数が少なくて済み、作る側も食べる側もどちらもメリットが増えるんですね。
最近では、「フード・マイレージ」と呼ばれる言葉もあり、「食料の輸送距離」の費用や時間を考えた食材選びへの意識も高まっています。
地産地消の考えと重なる部分もあって、近くで獲れた旬の食材を選ぶことが、私たちのカラダにも環境にも良いということを改めて考えさせられます。
今が旬の春野菜を栄養素と併せてまとめました。
ぜひランチや夕飯のレシピに取り入れて、春らしさと栄養満点の食事を楽しみましょう。
★春キャベツ
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巻きがふっくらとしていて、みずみずしく水分が多いのが特徴。
ビタミンCを多く含み、大きめのキャベツの葉1枚で、1日の必要量の7割を摂り入れられるとか。胃腸病や消化不良にも◎。
生のままサラダにして、塩でもんでもみ漬けなどにしても良い
★アスパラガス
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穂先がしまっていて、茎が真っ直ぐなもの、緑色が鮮やかなものが良い。
カロチンを多く含むため、抵抗力をつけ感染症から体を守る。
アスパラギン酸には、滋養強壮や疲労回復の効果も。
ソテーやフライなど、茹でるより焼くほうが、ビタミンの損失が少ない
★たけのこ
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太くずんぐりしていて重みがあり、切り口がみずみずしいものが新鮮なもの。
ビタミンCとカリウムを含み、高血圧に効果がある。
また食物繊維が豊富で、便秘や大腸がん予防にも良い。
入手したら、すぐにぬかを入れて茹でると、えぐみを抑えられる
★たまねぎ
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掘り出して間もないため、水分を多く含む新たまねぎ。独特の辛みと香りは硫化アリルによるもので、疲労回復や不眠、高血圧、動脈硬化予防にも良い。
春に出回るものは、やわらかく水分が多いため、辛みも少なめで生食向き。
加熱する場合は、加熱時間を短めに
★セロリ
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香りが強く、葉が青々としているものが新鮮なもの。
代謝を良くしてくれるカロチンとストレスへの抵抗力を高めるビタミンCを多く含む。
また食物繊維も豊富で、整腸作用も期待できる。精神が不安定なとき、イライラを抑えたいときには、セロリの葉を使ったスープが◎