■紫外線A波、B波を防ぐために「日焼け止め」は必需品!
曇りの日でも降り注いでいるA波、そしてエネルギーの強いB波を防ぐために、まず重要になってくるのが「日焼け止め」クリームや乳液を使った毎日のケアです。
そこで知っておきたいのが、日焼け止めに書かれている「SPF」や「PA」という文字の意味。
「SPF値」は「Sun Protection Factor」の略で、紫外線B波(UVB)をカットする力のこと。
何も塗らないときと比べて、サンバーン(赤くなりヒリヒリした状態)が始まるまでの時間を何倍に延ばすことができるかを表しています。
例えば「SPF10」のものは、約10倍に延ばせるということになります。
ちなみに「SPF値」は、2~50までの数値で表され、50以上のものは全て「50+」と表示されます。
「PA値」は、「Protection Grade of UVA」の略で、紫外線A波(UVA)をカットする力を表し、+、++、+++の3段階で表示され、「+…やや効果がある」「++…効果がある」「+++…非常に効果がある」という意味です。
A波は長波紫外線のため、肌への影響が現れにくいため、こういったあいまいな表現になっています。
ちなみに「SPF値」は世界共通基準になっていますが、「PA値」は日本独自の表示です。
■普段使う日焼け止めには、「SPF20、PA++」程度のものを
毎日使う日焼け止めクリームや乳液には、「SPF20、PA++」のもので充分。
ただし、少しでも日に焼けると肌が赤くなってしまう人や、職業柄外にいる時間が長い人は、「SPF30」ほどにしておくと良いでしょう。
ここで注意したいのが、塗る量です。
日焼け止め化粧品の効果を測定するときに使われる量は、1平方センチメートルあたり2ミリグラムと決められています。
2ミリグラムと言われてもよく分からないと思いますが、実際に女性が使っている量は、その1/4程度と言われているそう。
これを聞くと、「しっかり塗ろう!」と思いますが、あまりベタベタを日焼け止めを塗るのも嫌ですよね。
なので、顔全体に日焼け止めを塗ったあとに、頬骨の部分だけ重ね塗りをすると、一番焼けやすくシミができやすい部分を守ることができます。